気が抜けない時期

年末年始は、企業の経理担当者にとって決して「気を抜ける時期」ではありません。

年末調整、決算準備、年明けの業務再開など、正確性と集中力が求められる業務が続く時期です。

この時期に生活リズムを崩し、睡眠負債(慢性的な睡眠不足)をためてしまうと、

  • 集中力・判断力の低下
  • 入力ミス・計算ミスの増加
  • 体調不良による業務効率の低下

といったリスクにつながります。

本記事では、一般企業の経理業務に携わる方が年末年始に意識すべき睡眠管理のポイントを解説します。

睡眠負債とは?経理業務に影響する理由

睡眠負債とは、日々の睡眠不足が積み重なった状態を指します。

自覚しにくいのが特徴ですが、脳の働きに確実に影響します。

経理業務では

  • 数字の確認・突合作業
  • 締切を意識したスケジュール管理
  • 法令・ルールに基づく正確な処理

が求められるため、睡眠不足=業務品質の低下につながりやすいのです。

アルコールが睡眠の質を下げる

アルコールは一時的に眠気を誘いますが、深い睡眠を妨げ、翌日の集中力を低下させます。

経理業務では、「なんとなく調子が悪い」がそのままミスにつながることも少なくありません。

  • 飲酒は就寝の3〜4時間前まで
  • 寝酒は避けるのが理想です

テレビやスマホによる「寝落ち」に注意

テレビやスマホを見ながらの寝落ちは、睡眠時間が確保できていても疲労回復につながりにくい睡眠になります。

就寝前は画面を見る時間を減らし、意識して布団に入る習慣をつくりましょう。

「社会的時差ボケ」が決算期の集中力を奪う

「休みの間にしっかり寝ておこう」と考えがちですが、寝だめでは睡眠負債は解消できないとされています。

平日と休日で生活リズムが大きく変わると、社会的時差ボケと呼ばれる状態になります。

この状態では

  • 昼間に眠くなる
  • 夜に寝つけない

といった症状が現れ、決算や締切前の重要な業務に集中できなくなる恐れがあります。

年末年始も

  • 起床時間
  • 就寝時間

を極端に変えないことが重要です。

どうしても眠いときの正しい仮眠方法

日中、どうしても眠気が強い場合は、「正しい仮眠」を取り入れることで業務効率を維持できます。

仮眠の3か条

  • 14時までに仮眠を取る
  • 仮眠時間は20分以内
  • 仮眠前にコーヒーなどでカフェインを摂取する

短時間の仮眠は、集中力回復・ケアレスミス防止に効果的です。

年末年始の睡眠管理が経理業務の品質を左右する

年末年始の過ごし方は、年明けの経理業務のパフォーマンスに直結します。

  • 睡眠負債をためない
  • 生活リズムを整える
  • 体調管理を意識する

これらは、結果として業務の正確性向上や残業防止にもつながります。

会計事務所からのアドバイス|経理担当者の健康管理も重要な業務基盤

会計事務所は、日々多くの経理担当者の方と接しています。

その中で感じるのは、体調が整っているほど、業務はスムーズに進むということです。

年末年始は無理をせず、「良い睡眠=良い仕事の土台」と考えて、繁忙期を迎える準備期間として活用してみてください。

当記事は「事務所通信2025年7月のコラム」を参考に作成しています。